武蔵野栄養専門学校 入学案内2021
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活躍する卒業生MUSASHINOでの学びを社会で開花させた卒業生たち。 どんな場所で、 どんな形で人々の健康を支えているのか。 未来を切り拓いた先輩たちの仕事をのぞいてみましょう。入学当初から学校給食の仕事がしたいと思っていたところ、1 年生の終わりに担任の先生からフジ産業を勧めてもらいました。今は都内の小学校の給食室で調理を担当していて、毎日500 食の給食をつくっています。最初は忙しさに体力が追いつかなくて、帰宅するとすぐ寝てしまうほど疲れていましたね。その中でもOBOG 会でもらったアドバイスを活かしながら経験を重ね、5 年目を迎えた今では副主任という立場で後輩の調理まで監督しています。教育という新しい課題が生まれてからは積極的に後輩の後押しをして、実務経験が積める環境づくりを意識しています。後輩たちが仕事をこなせるようになって、スムーズに調理を終える姿を見るとやりがいを感じますね。そうした経験の中で、新卒の頃に「何で先輩に注意されたんだろう?」と考えていたことが今やっと分かったり、現場全体を円滑に回せる余裕が生まれたことも実感しています。あとは時々、子どもたちが給食室にいる私たちに手紙を送ってくれることも仕事で感じる喜びのひとつです。普段は間接的にしか関われないからこそ、それを読むことで「子どもたちのためにおいしい給食をつくろう!」と強く思えますね。これからも現場で頼られる存在をめざしながら、子どもたちの笑顔と健康につながる給食を届けていきたいです。自分の仕事だけではなく、後輩の成長を考えて働くことがやりがいにつながっています。武蔵野栄養専門学校では栄養学だけではなく、就職後の実務で活きる実践的な知識や技術も学べます。将来どんな仕事に就いてもその経験が役立つので、自信を持って進んでくださいね。関田:給食やおやつの調理業務、発注、献立作成、食育などを担当しています。一日約70 食を、私たち含む3 人の栄養士でつくっているのですが、少人数だからこそコミュニケーションは多く、話し合いながら楽しく調理しています。古茂田:給食は既製品を使わずすべて手作りで調理していて、献立も自由に立てられるので、子どもの栄養をしっかり考えた食事をつくることができるんです。関田:グループには保育園が3 園あって、周りの園と情報交換もします。そこで得た情報をもとに、クリスマスにはこの園で初めてハンバーガーをつくりました。古茂田:特別な給食に子どもたちも喜んでくれましたよね!以前行ったお遊戯会のリハーサルでは、お弁当を持たせることになったんです。食べやすいように皮を剥いたみかんを入れたり、唐揚げにはゆかりをまぶして味を変えてみたり、子どもに喜んでもらえる工夫に挑戦したところ、とても嬉しそうでした。関田:保護者の方からは、時々アレルギーや食生活の相談もされるので、適切なアドバイスをしながら良い関係を築いていきたいですね。古茂田:私はまだわからないことを先輩に聞くことが多いのですが、これからは1 年の流れを把握して、子どもたちが楽しめる食事をつくっていきたいです!子どもたちが楽しめる工夫をしながら、喜んで食べてもらえる食事を届けたい。関田:オープンキャンパスは楽しいし、ランチもおいしいのでぜひ参加してみてください!古茂田:同じ目線で話してくれる先生や大量調理実習など、良い環境で技術を磨けますよ。※撮影用イメージ写真です(実際の業務ではキャップを着用しています)。Message to StudentsMessage to StudentsGraduates福田 真璃亜さんフジ産業株式会社 勤務 2015年卒業/東京都立鷺宮高等学校出身学校給食関田 優衣さん(右)2017年卒業/東京都立葛西南高等学校出身社会福祉法人 もろほし会江東区猿江保育園 勤務古茂田 実子さん(左)2019年卒業/東京都立農業高等学校出身保育給食24

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