武蔵野栄養専門学校 入学案内2020
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学校法人後藤学園 理事長/学園長Hitoki Goto後藤 人基資格を社会で役立つ実力の証に。実践力を重視した栄養士教育を行っています。生み出すこと」「生み出された在るものに対し、何かと何かを結び合わせ、輝き合わせること」です。教育や人材育成においても、そうした創造の瞬間に立ち会うことは、育つ側、育てる側の両者に重要な意味を持つと私は考えます。そのとき、人は自分自身と向き合い、表現しようと試みるなかで、自分を確かめることになるからです。心の奥底に響くような何かに一旦触れると、その人はきっと何かを創り上げ、自分自身で動き出していくようになるでしょう。興味がわくことは続ける意志を後押しし、人間同士が互いに共感する力を共有し、高めていくことにつながります。学校はそのような直感や着想を「学ぶ人」のために与えることが可能な環境です。そのためには自らの動機を開発し、掘り下げていけるような探究の精神が必要になってくるでしょう。そして、それは自分だけのためではなく、人のために役立つことを成そうとする時に本当に輝き、生き、喜びになるのだと思います。本校では栄養士資格の取得に向けた学習だけではなく、実社会での即戦力を養成するための「身体で覚える授業」や、人格を育てる教育を目的とした「優れたプロは、優れた人格を有する」という学園の教育理念に基づいた指導を行っています。そのため入学後に試験を行い、個人に合わせて補習を活用し、基礎学力向上を図っています。また専門知識をより確実に習得するために、全国栄養士養成施設協会が主催し、大学まで含めた全国の栄養士養成施設を対象とする「栄養士実力認定試験」を2年生後期に全員が受験します。そのための対策講座を行うなど、十分に学習できるシステム、豊富な実習を行うための充実した教育環境を整えています。創造とは、「何もないところから、在るものを学びの中に楽しさを、厳しさの中に喜びを、知識・技術と心の幸福な出会いの実現する授業を、信(まこと)の教育の道として進みます。一人ひとりの個性を活かす本校の環境を、「人格を育てる教育」というバックボーンが支えています。学校法人後藤学園の歴史は、昭和22年6月に設立された武蔵野ドレスメーカー女子学院に始まります。創立者の後藤奈美子は、戦後の日本の復興には女子教育の立て直しが必要であると決心し、同学院を開校したのです。以来、洋裁のプロを育て続け大勢の優秀な先輩たちが巣立っています。その後、創立者後藤守正とともに食文化の充実を旨とし昭和43年4月、武蔵野調理師学校を設立。厚生大臣(現:厚生労働大臣)・東京都知事認可の調理師国家試験免除校として、確かな技術を体得した先輩たちを多数輩出してきました。さらに昭和45年4月には武蔵野栄養専門学校を設立。同校も厚生大臣(現:厚生労働大臣)・東京都知事認可の栄養士国家試験免除校として、同調理師専門学校とならび、食と栄養に関する技術と知識の両面から「真のプロ」の育成に取り組んでいます。各専門学校では、私たちの生活に欠かすことのできない「衣」・「食」の専門家を養成し、多くの卒業生がそれぞれの専門分野で活躍しております。さらに、誰もが願う「健康」をテーマに、平成3年4月、武蔵丘短期大学を開学しました。当短期大学は、健康栄養専攻・健康スポーツ専攻・健康マネジメント専攻の3専攻から構成され、健康に関する専門知識の習得と社会のニーズに合わせた各種資格の取得をめざしています。後藤学園では、教育理念として実社会での即戦力を養成するため体感・体験・体得を重視し、「身体で覚える授業」を実践してきました。また「優れたプロは、優れた人格を有する」ことも重視し、人格を育てる教育にも取り組ん教育理念と歴史新しい時代に向けて社会に貢献する人材を育成するMUSASHINOは70年という歴史の中で変化をし、今もなお成長し続けています。Educational Ideal & Historyでいます。特に人格の向上は一生をかける価値のある尊い行為であり、挨拶と感謝、思いやる心を表現することは生涯の人間関係を豊かにします。繰り返し繰り返し染み込ませるように訓練し、精神を持って身体で覚えた技術は、一生を貫くことができます。これからの世界を担う若いみなさんが自信に満ちた幸福な人生を歩まれること、そして自分が選んだ道で活躍されることが私たちの願いです。学園目標32

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