武蔵野栄養専門学校 入学案内2020
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活躍する卒業生MUSASHINOでの学びを社会で開花させた卒業生たち。 どんな場所で、 どんな形で人々の健康を支えているのか。 未来を切り拓いた先輩たちの仕事をのぞいてみましょう。Graduates学校給食をつくりたいと思うようになったのは、武蔵野栄養専門学校に入学してからです。大量調理実習で経験した、みんなで協力してたくさんの食事をつくるという作業がすごく楽しくてやりがいもあり、2年生になる頃には学校給食と決めていました。現在は都内の小学校の給食室で調理を担当しています。2校分で計1300食と食数が多いので、7時に出勤し、10時半までと11時半まで、2段階に分けてつくりあげます。最初のうちは時間に追われることが多く、焦って失敗してしまうこともありました。でも上司が丁寧に指導してくれますし、大量調理実習のおかげで基本が身についていたので慣れるのも早かったですね。最近はつくれる料理も増えてきて、自分の成長を日々感じています。ここでは直接子どもたちと接する機会は少ないのですが、トウモロコシやさやえんどうの皮むき体験など、子どもたちとふれ合えるイベントもあります。「一緒に給食つくりたい!」と言ってくれる子もいて、学校給食にして良かったと嬉しく思いますね。もう少し仕事に慣れてきたら、調理師免許を取りたいです。食数によってつくれる料理に制限もあるのですが、パンを生地から手づくりしたり、かき揚げなどの手が込んだ料理にも挑戦したいです。料理の技術をもっと磨き、子どもたちが喜ぶ給食を届けたいですね。1300食の給食をつくる、やりがいのある毎日。職場にも恵まれ、自分の成長を実感しています。先生方がフレンドリーで話しやすく、授業のわからないところや就職のことはいつも担任の先生に聞いていました。みなさんも少しでも不安があったら、先生に相談するといいですよ。Message to StudentsMessage to Students元々お菓子づくりが好きでパティシエになることが夢でしたが、子どもとふれ合うことも好きだったため、保育関係の仕事にも興味を持っていました。どちらの想いも叶えられる職業はないかと考え、子どものために食事やおやつをつくることができる保育園の栄養士をめざそうと決めました。武蔵野栄養専門学校に入学するまでは、子どもの食事の量やアレルギーに関しての知識などわからないことばかりでしたが、保育や学校給食についての選択コースでしっかりと専門知識を学べたので、現場で働くイメージがしやすかったです。現在は離乳食、給食、おやつ、夕食の調理業務や発注、献立作成、食育などを担当しています。食事をつくる際には、子どもの顔を思い浮かべてつくることを大切にしています。その甲斐あってかお手紙を書いて渡してくれる子もいて嬉しいですね。また、特に力を入れているのが食育で、食べ方やマナーなどを含め、幅広く教えています。食育は子どもの反応を見ることができるので、やりがいを感じます。例えば、さんまの骨を取って食べる食育を実施した際には、それがきっかけで魚が苦手だった子が食べられるようになったりするんですよ。そうやって食を通じて子どもの成長を見られることが食育の魅力ですね。今後は管理栄養士の資格を取って幅広い分野で活躍したいです。毎日の給食や食育を通して子どもたちを笑顔に。成長の瞬間をすぐそばで見られることが魅力です。悩んだときは先生に相談していました。勉強以外のことも気軽に話せる、身近な存在だったので心強かったですね。学校生活を通して先生と学生が信頼関係を築ける環境がありますよ。高橋 茉那さん社会福祉法人 もろほし会 江東区毛利保育園 勤務 2015年卒業/東京都立紅葉川高等学校出身学校給食保育園園部 ほのかさん株式会社レクトン 勤務 2018年卒業/埼玉県立所沢西高等学校出身24

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